皆さまこんにちは。ロハスガーデンズのtakaです。
今から2年前の2019年9月。フラワーデザインオードリーとロハスガーデンズの合同研修でオランダを訪れました。
研修は、オランダ最大の都市・アムステルダムから始まりました。
アムステルダムといえば運河の街
長年、高潮や洪水と闘ってきたオランダは、優れた都市計画によって発展を遂げてきました。
運河の建設はその一つで、主要となる運河は16世紀の都市計画によって、オランダ黄金時代に建設されたそうです。
オランダは、数百年以上も前から持続可能な国づくりをすすめてきた歴史を知りました。
なぜ家が細長い?
運河沿いには「カナルハウス」と呼ばれる、横に狭く縦に長い家が立ち並んでいます。
17世紀当時、家の幅によって支払う税金(間口税)が決められていたので、人々は少しでも税金を安くするために、間口を狭くして奥行の長い家を競って建てたそうです。
今でも建てられた当時に近い雰囲気をそのまま残しています。
シンプル!メンテナンスいらずの鉢植え植栽
道路からすぐに玄関ドアという住宅事情のアムステルダムの運河地区ですが、鉢植えで植物を楽しむオランダの人々の工夫が見られました。
玄関の両側には、一対の鉢植えが基本のようです。
鉢を一対で並べるとフォーマルで、お客様をお迎えするのにピッタリ!
植栽は手間のかからない常緑樹が多く、黒やグレーを基調にした鉢は、植物の色がいっそう引き立ちますね。
滞在先のアパートの玄関前でも、一対のササの大鉢がありました
オランダ流アウトドアリビング
アパートの中に入ると、その奥には木々が生い茂った中庭が広がっていました。
道路側からは庭の存在が分からなかったのですが、建物の間口と同じ細長い形の庭が一列に並んでいました。
それぞれの庭にはテーブルセットや温室なども見えます。
衣食住の「住」に重きを置くオランダでは、庭は家族でくつろぐリビングの一部にもなっているそうですよ。
「一階に住む大家さんの庭」
緑に囲まれた空間にあるウッドデッキの庭。
自然を活かしながらも、家族で過ごすスペースにはウッドデッキや石貼りなどを敷いて、管理を楽にしています。
ここでは、飾らない日常のアムステルダムを見ることができました。
次回は、運河地区の中心部にあるホテル「アンダーズ・アムステルダム」のガーデンをレポートします!
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